自宅でレコーディングをする際にどうしても窓からの音漏れや、外部からの雑音の侵入が気になるところです。
専門業者の工事不要でワンタッチで取り付け可能な「窓用ワンタッチ防音ボード」を導入して数年を経たので実際の効果をレビューします。
目次
窓からの音漏れ、音の侵入
部屋の中でも壁とは違い窓は薄いガラス1枚で外部と遮断しているためにどうしても窓からの外部への音漏れ、外部から音の侵入が発生してしまいます。
室内でマイク録りの際に外部からの音の侵入は録音の妨げとなりますし、スピーカーから音を出す際に外に音が漏れるのも近所迷惑となってしまいます。
特にコンデンサーマイクは感度が敏感なために軽微な音も拾ってしまいます。
対策としては専門業者による二重窓の設置などが有りますがコストの面で割高となります。
また比較的にコスト面で導入し易い防音カーテンは防音カーテン、防音ライナー、防音レースの3点セットでようやく効果が実感出来るようになります。
そこで色々と調べたところ窓枠にワンタッチで嵌め込むタイプの防音ボードが販売されていることが分かりました。
窓用ワンタッチ防音ボードとは
窓用ワンタッチ防音ボードとは福岡県の株式会社ピアリビングのオリジナル製品でオーダー製作(納期:約2〜3週間)となります。
製品の特徴
・業者がいらない、届いたその日にすぐ防音窓
・窓枠にはめるだけなので、キズがつきません
・防音ボードの上からでもカーテンが使えます
・車の音、ホームシアター、ピアノ等楽器の演奏時に
・外の音がうるさくて眠れない(安眠用に)
・冷暖房の効きが違います
・冬窓からの風が冷たい夜や冷房でなかなか冷えないお部屋にも
・防音だけではなく、 吸音効果で音楽もクリアに
・グラスウールだから断熱効果抜群!!
・持ち手付きで 簡単に取り外しできます
・結露防止のために、背面には調湿ボードが付いてます
・表面の高級ガラスクロスは 不燃です
株式会社ピアリビングのサイトには防音効果が「約10デシベル~約70デシベル程度、音を軽減する結果が出ております。」とのこと。
また注意事項として「車の音や工事の音などの、振動を伴う音の防音は無理とお考えください。」との記載があります。
実際に導入した防音効果
実際に導入して「体感出来る違い」の効果は有りました。
スピーカーから結構音を大きめに出力していても部屋の外への音漏れは殆ど気にならないレベルになりました。
ただ、株式会社ピアリビングのサイトに記載されている注意事項「車の音や工事の音などの、振動を伴う音の防音は無理とお考えください。」のように大型トラックやヘリコプターなどの音は室内に入りますので、幹線道路沿いや空港近くに部屋がある場合は効果は薄い(防音ボードが無いよりはマシ程度)と思います。
導入の際の注意事項
窓用ワンタッチ防音ボードは受注生産で結構良い価格のためオーダー前の採寸作業は慎重にしましょう。
折りたたみ式の取っ手が付いていて窓枠から取り外し可能となっていますが、(私の場合は)一度嵌めるとほぼ外す機会は無いので当然ながら部屋は常時「真っ暗」となります。
素材がグラスウールのため結構重い。
まとめ
ご近所に気兼ねなくスピーカーから音を出したい。室内でマイク録りしている時に外部からの雑音を拾ってしまいせっかくの録音が台無しになってしまった。
このような状況をかなりの部分まで解消出来るアイテムとして導入を検討する価値はあると思います。
受注生産品のため決して安くはないお値段で、部屋も真っ暗になってしまいますがデメリットを差し引いても導入して良かったと満足しています。
皆様も窓からの音漏れが気になる場合はこの窓用ワンタッチ防音ボードの導入を検討してみては如何でしょうか。